まあ、でも最後の写真も楽しそうで、ある意味記念になったのかもしれませんね。お幸せに!
まあ、でも最後の写真も楽しそうで、ある意味記念になったのかもしれませんね。お幸せに!
5月28日より中国全土で公開されていたSTAND BY ME ドラえもん」の上映が終了しました。
最終的に5.29億元(現レートで105億円)の興行収入を上げ、中国一国で日本国内興収(83.8億円)とそれまでの海外興行分を合わせた世界興収・約100億円を軽く超えてしまったのには驚きです。興行収入からざっくり動員数を計算すると、チケットはだいたい平均40元なので約1,322万人となります。
ドラえもんはアニメ映画としては「カンフー・パンダ2」に続く歴代第二位という成績を残しました。因みに第三位は今年公開された「ベイマック」(中国題名:超能陆战队)で、ディズニー作品すらも越えるという快挙。もちろんこれまでに中国上映された日本映画としても断トツのトップになります。
Uberが中国で事業をスタートさせたのは2014年7月である。
この時すでに中国では「嘀嘀打车」と「快的打车」という2大タクシー配車アプリが熾烈なシェア争いを繰り広げていた。運転手には報奨金を支払い、利用者はクーポンをバラ撒いてほぼ無料で乗車させたりと、両社とも相当なカネをつぎ込んで市場を支配しようとしていたのである。その結果、この2社で市場の9割を制し、どちらかがぶっ倒れるまでの消耗戦となっていたが、今年の2月に突然両社が合併を発表して手打ちとなった。
ところがUberはこの寡占市場へ今年10億ドル投資すると発表、「嘀嘀打车」や「快的打车」の牙城を切り崩そうと躍起になっている。
Uberの仕組みは、運転手は乗車中、ずっとUberアプリを起動し、GPSによる位置登録・更新を行っている。客はクルマを呼ぶときにUberアプリを起動すると、やはりGPSによる位置登録が行われ、システムが近くにいるUber車を自動で呼び出すのである。客が運転手を指名することも、その逆もできないことになっている。しかし相手は中国人である(笑)
中国SNSのQQには、Uberのグループがゴマンと存在し、そこで繰り広げられている会話は「注射打って欲しい」とか「注射打ちますよ~」というもの。打って欲しい人は「患者」、注射する人は「看護師」と呼ばれる。ここでの「患者」とは運転手、「看護師」とは乗客のことで、「注射」とは乗車を意味する。しかし客役は実際には乗車しない。運転手の指定する場所へGPSを偽るアプリを使って位置登録し、呼び出しを行うのである。Uberアプリにはマッチングされた時に運転手の名前とナンバーが表示されるので、もし違う人が出てきたら配車を取り消し、「患者」であれば「乗車」ボタンを押して乗車、そしてしばらくして「支払い」を行って「注射」の完了。
客役は運転手に対して運賃を支払うことになるが、運転手からは運賃+αがバックされるため、客役は損もしないし、逆+α分のお金を得ることができる。実は運転手役も実際にはクルマを運転していない。それどこかクルマも運転免許も持っていないのもいるという。GPSを不正操作してクルマを走らせた「ふり」をしているだけなのである。なぜこんなことをするのか?
Uberのバラ撒き施策により、運転手には乗客が支払う距離での運賃の他に、決済毎にボーナスが支払われる。その額は時間帯によっては運賃の1.5~2.5倍にも及び、また、実車回数に応じたボーナスなども支払われる。この施策分を「患者」と「看護師」が分けあっているのである。
このような不正行為は、Uber全売上の30~40%にも及んでいるという。Uber側も不正行為の疑いがあるアカウントを次々に封鎖しているが、実際に真面目に取り組んでいた人のアカウントもなぜか封鎖されたりとかなりいい加減なようで、未払いに怒った運転手たちがUberのオフィスを襲撃する事件も発生している。
問題の根本は高額なインセンティブにあるわけで、減らすか止めれば不正行為の旨味もなくなり自然と行われなくなるだろう。ただ、そうなると運転手が離れていくのは目に見えている。目下のところUberのライバルは「神州専車」だが、巨人「嘀嘀打车」もUber対抗のサービスを展開しているからだ。
10億ドルもの大金を中国市場へつぎ込んだUber、果たしてそれを手に入れることはできるのだろうか。
■Uber的10亿美元,够中国刷多少单?
http://www.12gang.com/weixin/ArticleInfo?artID=158578
■Uber杭州车主之家被砸 或因车主不满刷单被罚